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物流コンサル費用の相場は?コンサル規模別の相場や費用対効果を解説

カテゴリー:logistics
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物流 コンサル 費用

「物流コンサルを依頼したいが、費用の相場感が分からず社内で検討が進まない・・・」
「見積もりを依頼すると営業につかまりそうでコンサル会社に聞きづらい・・・」

物流課題が顕在化する中、コンサルに相談したいけど費用面が不透明で検討が止まるケースは多々あるのではないでしょうか。コンサルティング会社が料金表のようなものをオープンにしていることはほとんどなく、HP等では「都度見積もり」や「ご相談」などと書かれているケースがほとんどです。

結論から申し上げると物流コンサルティングの費用目安として、現場改善提案などであれば1ヵ月30万円~100万円程度で依頼することが可能かと思います。ただしこれはITシステムやマテハン・ロボット導入が絡まないケースであり、ITシステム導入などが絡む場合は最低でも1ヵ月200万円程度以上(かつ複数月稼働)は見込んでおいた方が良いでしょう。

またもちろん費用面も大事ですが、コンサルを選ぶ際に重要な視点は「成果が出るか」です。費用をいくら削減できても、期待できる効果が得られないのであれば意味がなくなってしまいます。

本記事では物流コンサルの費用相場や費用対効果、またコンサルを選ぶ時の注意点などをご紹介していきます。皆さんのご判断の一助となれば幸いです。

※金額はプロジェクトの規模や依頼する会社によって変化するため参考値としてご理解ください

【記事監修】園田真之介

物流 コンサルタント
Rally Growth株式会社 代表取締役社長。株式会社FrameworxでSEとしてキャリアを形成後、株式会社BayCurrent Consultingを経て現職。専門は物流・ロジスティクス×IT領域。過去に大手アパレルの物流・倉庫最適化や大手自動車メーカーの物流システム刷新の案件をコンサルタントとして多数経験。2021年グロービス経営大学院卒(MBA)

1.物流コンサルの費用相場

早速ですが以下が費用相場一覧になります。物流DXのニーズが高まる昨今、ITシステム導入などが絡むケースで課題を抱えている方が多いと思いますので、それらが絡む場合のケースについて一覧を作成してみました。

■ITシステム導入などが絡む場合の物流コンサルティング費用の相場

物流コンサル 費用
※大手コンサルがマテハン導入支援を行うケースは少なく、基本的にシステム導入案件を想定しています

上記は企業規模と期間を軸に、各社にとって最小規模の人員でプロジェクトを実施した場合を想定して、最低限発生するであろう費用感をまとめたものです。実際はここに、以下の要素が加味されて見積もりされるため、必ずこの金額になるとはもちろん言えませんが、一つの目安にはなると思います。

  • プロジェクトの難易度や複雑性(必要なコンサルタントの質)
  • 対応リソース(必要なコンサルタントの量や稼働率)

倉庫オペレーションや、輸送オペレーションの改善コンサルなどそれらが絡まないケースであれば、3PL企業などが得意としている分野でもあり1ヵ月30-50万円~見つけられる可能性もあると思います。

しかしITシステム導入などが絡む場合、上記のように小規模コンサルでも1ヵ月200万円~程度(かつ複数月稼働)は見込んでおく必要がでてきます。理由としてはコンサルティングにおける難易度の違いが挙げられます。

具体的には以下のステップにおいてコンサルに求められる難易度が高くなります。

物流コンサル 難易度

上記の通り各ステップで経験や知識が求められるため、費用感だけでなくコンサルの力量も見定めていく必要があります。以下で各規模のコンサルの費用感だけでなく特徴についても解説していきます。

【稼働率について】

一般的にコンサル業界においては役職ごとにコンサルタントの単価が決まっており、そこに稼働率を掛け合わせることで見積もりを算出することが多いです。例えば中規模コンサルにおいて3人体制でプロジェクトを進行する場合、以下のような見積もりになるイメージです。

(1ヶ月の費用イメージ)
マネージャー:@300万円×20%=60万円
シニアコンサルタント:@200万円×100%=200万円
コンサルタント:@150万円×100%=150万円
計:410万円

もちろん会社やコンサルタントごとに設定されている単価は異なりますので、都度確認することをお勧めします。

1-1.個人コンサル

物流コンサル 個人コンサル費用

個人コンサルに依頼した場合、100万円/月~の費用目安になるでしょう(100%稼働時想定)。もしかしたらそれより低単価で請け負うコンサルもいるかもしれませんが、あまりお勧めしません。理由として低単価になるほど、経験値が浅いコンサルに当たる可能性が高くなるからです。

会社ではなく個人に依頼する場合、その個人のみのパフォーマンスに依存することになり、会社としてのカバーに期待できません(他のコンサルタントに変更するなど)。個人コンサルに依頼してみたが、全然理解しておらず時間を無駄にしたというケースもあります。

個人コンサルと契約する場合、変に単価を下げようとするより一定の経験値をもった人を適切な単価で探すことをお勧めします。

もし費用の問題があるのであれば、単価を下げるより最初は50%稼働(上記の半額)で始めるなど、稼働率で調整する方が良いでしょう。低稼働で始める方でお互いの感触をつかみやすいという面もあるので検討してみてください。

尚、システム導入などにおいては、個人コンサルだけではマンパワー不足になるケースもあるため、基本的にはチームで対応できるコンサルティング会社をお勧めします。

1-2.小規模コンサル

物流コンサル 小規模コンサル費用

小規模コンサルに依頼した場合、200万円/月~(1-2名対応想定)が相場になるかと思います。1人で動いて完結できるコンサルタントがつくケース、もしくは低~中稼働のマネージャーとフル稼働のコンサルタントの2名がつく場合などのケースが想定されます。

小規模コンサルでは5名~10名程度の少数精鋭で動いているケースが多いため、個人コンサルと異なり、会社としてのカバーに一定の期待はできます。

ただしそれでも人数は多くないため、選択肢の狭さからマネージャーやコンサルタントとのめぐり合わせに結果が左右される可能性はあります。発注前に案件を管理するコンサルタントの実績をよく確かめておく方が良いでしょう。

特に案件の判断を担うマネージャークラスのコンサルタントについて、

  • 物流関連の実績が豊富にあるか
  • マテハンやシステムに精通しているか
  • 人柄を信頼できそうか

などの観点でチェックしておくことをお勧めします。

1-3.中堅コンサル

物流コンサル 中規模コンサル費用

中規模コンサルに依頼した場合、400万円/月~(2-3名対応想定)が相場になるかと思います。会社としての規模も20名~100名程度となり、会社としてのカバーを期待できるようになります。コンサルティング結果が出ない、品質が低いというケースがあった場合、メンバーを入れ替えたり、より上のレイヤーで力のあるコンサルタントがカバーに入るというケースも出てきます。

ただ中堅コンサルでも以下のようなケースもあるため、依頼しようとしている案件の類似案件を担当したことがあるかという観点で事前に聞いてみることをお勧めします。

  • 物流業界のプロジェクト実績が実は少ない(IT系のコンサルなど)
  • 物流業界の知見はあるのだが、マテハンやシステム導入に詳しくない(物流専業系)

400万円/月~ともなるとそれなりの費用になってくるため、コストセンターという性質を持つ物流部門の特性上、発注を検討するのであれば上記のポイントを中心に慎重に検討したい所です。

1-4.大手コンサル

物流コンサル 大規模コンサル費用

大手コンサルに依頼した場合、600万円/月~(2-3名対応想定)が相場になるかと思います。会社としての規模も1000人以上になる企業が多く、会社としての信頼感や実績は抜群です。力のあるコンサルタントも多数在籍しており、実力という意味合いでは不安要素はほぼないでしょう。

ただ当然ながらその信頼性の反面、費用感としては高くなることや、マテハンなど小粒な案件は費用対効果の面などから依頼が難しいなど、悩ましい点も多いです。正直、一定の事業規模を持ち、数億円のシステムを導入するケースなどでないと、大手コンサルに物流系の案件を相談した時の投資対効果が得づらいかもしれません。

先ほども申し上げた通り、物流部門はコストセンターになってしまうため、明確なコスト削減の効果が見えない限り企業として投資意欲がわきづらいという構造が昔から続いています。

投資コストをなるべく抑えるため、大手ではなく中堅~小規模のコンサル(や3PL)に相談するケースも多く、実は大手コンサルよりも、中堅~小規模コンサルなどの方が実績を持っているケースもあります。発注を検討される際は、規模の大小にそこまでこだわらず、自社のニーズに合った実績のあるコンサルティング会社を探すことがお勧めです。

コンサルティング会社の規模ごとに費用感をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。費用感は理解できたけど、コンサルに依頼して本当に効果が出るのか悩ましいと考えていらっしゃるケースもあるかもしれません。

次章では気になる費用対効果について言及していきます。

【ご参考】
物流ITコンサルティングのサービス内容や具体的な支援内容については以下の記事にてご紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。

2.物流コンサルを依頼すると費用対効果は出るのか

ROI

結論から申し上げると、物流コンサルに費用対効果は期待できます。もちろん色々なコンサルティング会社があるため、必ず効果が出るとは言いきれませんが、コンサルは口ばかりで結局何もやらない、と悲観的に見るのはもったいないと感じています。

ただ、費用対効果を語る際に重要なポイントとして「期待する効果の適切さ」と「期待する効果の事前定義」は押さえておきたい点になるため、以下で解説していきます。

2-1.期待する効果の適切さ

コンサルティングによる効果のイメージとしてはまず最初に「コスト削減」が思い浮かぶと思います。その際どのコストをどれくらい削減できそうか予めコンサルタントと一緒に事前調査・すり合わせを行っておくことが重要です。

物流のコストは大きく以下4種に分けられますが、それぞれの項目は連関しており、一つの改善施策で複数のコストに影響を及ぼすケースが多くあるため、その効果範囲を見定めておく必要があります。

■物流コストの4要素

物流 コスト 要素

例えば倉庫のオペレーション改善になると、改善施策一つで荷役費や保管費、人件費など様々なコストに効いてくるので、どの程度の効果を期待するのが適切なのか、項目ごとに洗い出しておく必要があるでしょう。

ケースによっては保管効率は上がったが、荷役費や人件費は上がった、みたいなこともあるので要注意です。

またコスト削減は最終的なゴールであるものの、コンサルタントに依頼する内容や範囲・期間によっては、コスト削減効果の検証まで辿り着かないケースもあるため、その手前の目標やKPIをゴールにしておく方が適切であるケースがあります。

例えば、システム導入によりコスト削減を目指す場合などは、企画から導入完了まで半年~1年以上かかるケースもあり、導入後もオペレーションが安定するまでコスト削減の効果が見えづらいケースもあったりするので、まずはシステムの安定稼働を期待効果と定める方が短期的には目線が揃いやすいといったイメージです。

依頼する内容やフォーカスにより適切なゴールは異なると思いますので、最初にコンサルタントとしっかり討議のうえ、短期的・中長期的なゴールをすり合わせおくことが重要です。

2-2.期待する効果の事前定義

費用対効果を考える際にもう1点重要なポイントとして、クライアント側が期待する効果を、クライアント⇔コンサルタント間でしっかりすり合わせ出来ているかという点が挙げられます。費用対効果が出ないと評価を受けるケースのほとんどが、この調整がお互いできていないことで起こっていると感じています。

極論を言うと、100万円を投じて200万円の削減が出来たことで高い評価を受けることもあれば、100万円を投じて300万円の削減ができたのに評価が低いこともある訳ですが、これは結局「クライアントが期待する効果が出たのか」という話に尽きます。

依頼する際に、どれくらいの効果を期待しているという「効果の定義(目標)」をコンサルタント側としっかり握っておくことで、認識の齟齬による費用対効果ロスは避けられるでしょう。

ただ、もちろん効果の定義の目線が揃った状態でも、コンサルタントの力量や案件の難易度によっては期待する効果が出ないケースもあります。そこに向けての対策としては、やはりコンサルタントの実績や、コンサルタントが示してくるプランを見定める必要があると思います。

特にプランA・プランBなど複数のケースを想定しているか、プランを進めた場合のリスクを定量・定性面などで事前に見越して、対応策を検討できているか、などはコンサルタントを評価する上でのポイントになると思います。

本章では費用対効果について見てきましたが、いかがでしたでしょうか。効果は出ると言っても依頼する費用は極力抑えたいと思われるケースも多いかと思います。次章では物流コンサル費の削減方法について説明します。

3.物流コンサル費の削減方法

物流コンサル費を削減する方法には大きく以下3つが存在します。上から難易度が低い順に並べています。一つずつ説明していきましょう。

  1. 稼働率を調整すること
  2. ニーズに合った物流コンサルと巡り合うこと
  3. 依頼するフォーカスを自社で検討して絞ること

3-1.稼働率を調整すること

物流 コンサル 稼働率

1章でも述べましたが、コンサルタントやコンサルティング会社は「稼働率」という考え方を持っています。フルコミットした場合を100%として、80%や50%などに稼働を調整できるため、1ヶ月単価200万円のコンサルタントでも50%稼働にすることで100万円で依頼することも可能です。

一見ニーズに合わせて費用をコントロールが調整できる良い手のように見えますが、難しい点はコンサル側がその稼働を望まないケースがある点です。50%や80%で稼働した場合、残りの稼働先を見つけるのが大変というケースもあるため、コンサル側と調整・交渉が必要です。

もちろん調整がつくのであれば、ニーズに合わせてコストをコントロールしやすいため、まずは検討したい一手です。

3-2.ニーズに合った物流コンサルと巡り合うこと

よい物流コンサルと巡り合うこと

2つ目は身も蓋もないのですが、自社のニーズに合った良いコンサル・コンサルティング会社と巡り合うことです。ニーズに合った企業に依頼できないと、結局アウトプットの質が期待したものではなく、手戻りが増えることによりコストが高くつく結果になってしまいます。

例えば一言で物流コンサルタント・コンサルティング会社といっても、以下のように色々な特色があります。

  • 倉庫のオペレーション改善に強い
  • 輸送ルートの再構築に強い
  • 組織や従業員の変革マネジメントに強い
  • システム導入に強い
  • マテハン導入に強い

同じ物流コンサルの中でも実は得意ではない分野などもありますので、結局はニーズに合った会社に依頼して結果が出ることが費用の高騰を避ける肝だったりします。

またコンサルと名は付いているものの、実際は入出荷業務の外注作業を引き受けている会社で企画などの上流工程は苦手だったり、頭を使うことは得意だが実は物流現場の知見は乏しかったりするケースもあるため、事前にしっかり情報を確認したい所です。

この辺りの情報はインターネット等では出てこないので、やはり周囲の物流関係者へのヒアリングや、実際に会ってみて実績や事例を聞きながら判断していくしかありません。手間はありますが、複数のコンサルティング会社と面談した上で比較検討することをお勧めします。

3-3.依頼するフォーカスを自社で検討して絞ること

物流 コンサル フォーカス

3つ目が一番難しいのですが、コンサルタントに依頼するべきフォーカスを自社でしっかり定義できることもコスト削減の一助になります。コンサルタントに依頼する範囲が大きくなると、必然的にコストも上がってしまいます。

例えば物流システムを導入する際のフローとしては以下図のような形になりますが、どこからどこまでコンサルに入って欲しいのか明確にできると予算も押さえやすくなります。

物流 システム 導入 フロー

具体例を挙げると以下のような考え方がありますが、当然A⇒Cになるほど費用がかかる形になります。

A:①現状分析~②To-Be像までを依頼して、RFP*は自社で作成しよう
B:ベンダー選定まで不安なので①現状分析~④ベンダー選定まで依頼しよう
C:⑤以降のベンダーとのやりとりにもプロのサポートが欲しいから①~⑧まで依頼したい
*Request for Proposal=提案依頼書

自社でどこまで対応可能で、どこまでをコンサルに外注すべきか、自社の対応可能な範囲(スキル・リソース)を適切に見定めることがコスト低減(適正化)に繋がります。

いかがでしたでしょうか。物流コンサル費用にも削減余地があることをご理解いただけたかと思います。

ただもちろん費用の観点は重要ですが、安かろう悪かろうになってしまっては困るので、コンサルへの依頼を考える際には、費用以外の視点でもチェックをしていく必要があります。次章では物流コンサルを選ぶ際に費用以外に考慮すべきポイントについてふれていきます。

4.物流コンサルを選ぶ際に費用以外に考慮すべきポイント

物流コンサルティング会社の選び方で重要なポイントは、以下の3点です。

  1. 物流の仕組みや物流現場に対する造詣の深さ
  2. 一般的な物流システムやマテハンの情報における幅広い知見の有無
  3. 物流現場の改善実行における経験値の多さ

それぞれ解説していきます。

4-1.物流の仕組みや物流現場に対する造詣の深さ

当然ながら物流の仕組みや、物流現場を理解していることが極めて重要になります。なぜなら現場の知見を持っていないコンサルタントが分析・企画を手がけると、現場から「そんなことは対応できない、現場をわかっていない」と反発をくらい、絵に描いた餅になることがほとんどだからです。

よく聞くケースとして、物流の仕組みや現場をあまり知らないコンサルティング会社に依頼をしてしまい、分析結果も企画立案もなんとなくしっくりこないまま、お金は払ってしまったのでアウトプットは出してもらったものの、結局実行されずに企画がお蔵入りになって終わることが多々あります。

物流の仕組みや現場について深く知りつつ、ビジネスの上流工程も理解していて、適切な金額感で請け負ってくれるコンサルティング会社が極めて少ないため、こういったことがどうしても起こりがちですが、やはり餅は餅屋に頼むことが重要です。

4-2.一般的な物流システムやマテハンの情報における幅広い知見の有無

物流の仕組みや現場についての情報に加え、よく物流の現場で使われているシステムやマテハンに関する知見もチェックしたい項目の一つです。
※マテハン:マテリアルハンドリング

なぜなら現場の実情を定性・定量の両面から捉えていくためには、これらの情報が欠かせないからです。

よくコンサルティングを受ける際に、コンサルタントが課題の仮説を立て、物流の現場を視察したりすることで、その仮説を検証していくことがありますが、その際視察による定性情報だけでなく、データなどから定量的に分析を行っていく必要が出てきます。

しかしよくあるケースとして、一般的な物流現場のシステムを知らないことで、どこからその検証用のデータを持ってきたら良いかがわからず、物流現場の実情を検証データを紐づけられず分析が浅くなる、ということが起こりがちです。

また視察において定性的に情報を見ていく際にも、各マテハンでどのようなことができるのか知見を持っていないことで、課題の可視化ができない、もしくは視察の現場で仮説の深掘りができない、ということが起こり得ます。

結局は正しい情報に基づいた分析から特定された課題に向き合うことが、改善効果創出には最も重要な要素となるため、これらのシステムやツールの情報を正しく把握していることがコンサルティング現場でも重要になります。

4-3.物流現場の改善実行における経験値の多さ

物流現場では業務・人員・ITシステム・輸送など様々な要素が複雑に絡み合っているため、改善実行において成果を創出するのは簡単ではありません。その際、過去に改善実行を実現してきた経験値がコンサルタント側にあると、企画の時点で抜け漏れのない改善案を提案しやすくなります。

例えばWMSのようなITシステムを導入する際、経験値のあるコンサルタントであれば単なるシステムの導入支援だけでなく、そのシステムを使用する現場の人たちのチェンジマネジメント(システム活用に対する意識改革)も含めて企画提案・実行支援が可能になったりします。

いわゆる改善実行における肝は何か、ということを経験から理解しているコンサルタントがいるとプロジェクトをスムーズに進むことが多いです。

いかがでしたでしょうか。上記のようなコンサルタントをもしお探しであれば、当ブログ運営で物流コンサルティングに強いRally Growthがお勧めです。次章ではRally Growthの特長をお伝えします。

5.物流コンサルティングを依頼するならRally Growth株式会社がお勧め

Rally Growth株式会社

2021年7月に創立したRally Growthは、現在は6人のメンバーでミドルマーケットを中心としたDX化や新規事業構築支援を行っています。代表の園田を中心に物流業界に知見のあるメンバーが集まっており、主に物流DXに関連する案件を中心に、複数の企業を支援しています。

Rally Growthの特徴として大きく以下3点が挙げられます。

  1. 物流の仕組みや物流現場に加え、ビジネスの上流工程にも深い理解を持つ
  2. 物流改善の企画を多数実施してきた経験
  3. スピード感をもって期待に応える高い機動力と柔軟性

5-1.物流の仕組みや物流現場に加え、ビジネスの上流工程にも深い理解を持つ

物流 業界 知見

代表の園田を中心に過去に物流の改善企画を多数支援してきているため、一般的な物流の仕組みや物流現場の実情、そして物流システムやマテハンなどの知識が豊富です。また大手コンサルファーム等で物流に関するビジネスの上流から課題解決を支援してきているため、ビジネスの上流工程にも深い理解を持っています。

課題が何か、何から手をつければ良いのか、初期段階で悩んでいる状態でもフラットに相談が可能です。

5-2.物流改善の企画を多数実施してきた経験

物流 企画 提案

前述の通り多くの物流現場の改善支援をしてきているため、改善企画を提案する際に絵に描いた餅にならない、きめ細やかな分析・企画立案が可能です。具体的には以下のようなプロジェクトにおける支援の経験があり、幅広い課題・ニーズに対応することが可能です。

【過去支援プロジェクト例】

  • 中堅アパレル物流会社:国内アパレル卸向け物流システム構築
  • 中堅物流事業会社:先進的な物流センター立上げに向けたマテハンベンダー選定支援
  • 大手家具メーカー:全国10拠点ある家具メーカーの物流システム刷新PJにおけるWMS/WCSのPMO/BA
  • 大手アパレルSPA:物流再構築プロジェクト(大規模倉庫立上げのプロジェクト企画/管理・運用支援)
  • 大手自動車メーカー:アフターセールス物流における最大拠点(10.7万坪)のシステム刷新PJ(ERP/WMS)
  • AIスタートアップ:AIプロダクトに強みを持つスタートアップ企業の物流領域新規開拓

5-3.スピード感をもって期待に応える高い機動力と柔軟性

スピード 機動力

Rally Growthでは成果を早期に求める事業会社の支援にはスピード感や機動力・柔軟性が重要と考えているため、依頼されたことは最大限スピード感をもって対応することや、クライアント社内のコミュニケーションを円滑に進めるための支援なども積極的に行っています。

また抽象的な悩み、まだふわふわしていて相談して良いかも分からない状態からの相談にも対応する柔軟性を心掛けています。少しでもお悩みであれば是非お声がけください。

 

【お問い合わせ先】
Rally Growth株式会社への物流に関するコンサルティング案件のご相談はこちらより承っております。ぜひお気軽にご相談ください。

Rally Growth 相談

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以下よりRally Growthのサービス資料もご請求いただけます。

ご支援の全体像や具体的なご支援プランを掲載していますので、物流を中心としたDX支援のサービスをご検討の方はぜひご一読ください。

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6.まとめ

いかがでしたでしょうか。今回の記事では主に以下3点についてお話してきました。

物流コンサルの費用相場(以下図)
物流コンサルの費用対効果は期待できるが何を期待するかの明確化が必要
物流コンサル費を抑えつつ高い効果を狙うのであればRally Growthがお勧め

物流コンサル 費用

皆さんの物流DXを心から応援しております!

この記事を書いた人
安孫子悠介

安孫子悠介

Rally Note編集長 &Rally Growth株式会社 取締役。 専門はBtoB営業とマーケティング。KPI設計を含めた営業戦略・営業現場改善や、コンテンツマーケ、CRM、サイトUX改善などデジタルに強み。

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